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M12 155mm自走加農砲(155mm GMC(Gun Motor Carriage) M12)はアメリカ陸軍が第二次世界大戦中に開発した自走砲である。 公式な愛称はないが、アメリカ軍の兵士にはフランス戦線において“キングコング(King Kong)”の愛称で呼ばれている。 == 概要 == M12はアメリカ陸軍により機甲部隊に随伴し、重砲によって迅速かつ緊密に支援を行うための車両として開発された。装甲車両に大口径の野戦砲を搭載することによって重砲部隊を自走化した機甲砲兵車両としては最も初期に開発されたものの一つであるが、開発後直ちには実戦投入されず、アメリカ軍内の先見性と保守性が混在した状況を示すものとなっている。 完成当初は訓練用及び予備兵器とされて保管されていたが、1944年のフランス戦より実戦に投入され、本格的自走砲開発・配備までの暫定的車両とされながらも予想外の活躍を示した。これにより本車はアメリカ軍に「大口径自走砲」という兵器の価値を再認識させた他、その後のアメリカ製大型自走砲の原型的車両ともなった。 第2次世界大戦大戦を通じて使用されたが、1945年には後継のM40 GMCが完成し、戦後は早期に置き換えが進められて全車が退役している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「M12 155mm自走加農砲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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